「割を食うのは現役世代」元厚労省職員 厚生年金料引き上げ“反対署名”集め【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2025年1月27日)
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- Опубликовано: 6 фев 2025
- 負担が大きくなるかもしれないのが、厚生年金の保険料です。
■元厚労省職員“反対署名”集め…1週間で3300人
24日、厚生労働大臣の経験者が訴えたのは、年金制度改革に対する「理解と納得」でした。
田村憲久 元厚生労働大臣
「国民の皆様にしっかりと理解と納得をいただくことが重要だ」
現在、年金は現役世代が納めた保険料をもとに高齢者に支給される「賦課方式」で運営されていますが、先週、日本社会が突き付けられたのは“次の世代がいない現実”です。
厚生労働省が発表した人口動態統計によると、去年1月から11月までに生まれた子どもは66万1577人でした。
統計史上初めて年間70万人を割り込んだとみられる、日本国籍の子どもの数。将来の年金に不安を抱く人が増える中、声を上げた人がいます。厚生労働省に勤めていた、石川雅俊さんです。
保険料引き上げ反対 石川雅俊さん
「負担をしても、その分がちゃんと返ってこない。ある試算では『今生まれる子どもは3000万円も年金は払い損だ』という。(年金制度は)持続可能ではない」
先週、厚生年金保険料引き上げに反対する電子署名を始め、およそ1週間で3300人近い署名を集めました。
厚労省に勤めていたにもかかわらず署名を始めた理由について、「官僚主導では変わらないからこそ、声を上げた」と話しています。
石川さん
「日本は本当に高齢化して、支える側はどんどん減ってしまい、当然(現役世代の)負担も大きくなっている。経済も発展しない中で悪循環が起こってしまっている」
■石川さん「割を食うのは現役世代」
厚生労働省は24日、自民党に年金改革関連法案を提示しました。
そこに掲げられた、賞与を除いて年収798万円以上の会社員を「高所得者」とみなし、ひと月あたり数万円ほど負担を増やすことにも疑問を感じています。
石川さん
「割を食うのは現役世代だ。取れる人から取ろうという発想自体、そういう社会で本当にいいのか」
石川さんは「今年は人口が多い『団塊の世代』が後期高齢者になり、5年に一度の年金改革も重なる節目の年になる」と分析し、社会保障の議論が刺激されることに期待を寄せています。
石川さん
「公的なお金の使い方について改めて警鐘というか、問題意識を僕は持ってもらいたい」
(「グッド!モーニング」2025年1月27日放送分より)
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